核心区、緩衝区:高美野生動物保護区において、重要な動植物の生息地であるため、立ち入りを禁止とする。
永続利用区:観光客に体験してもらうために開放しているが、野生動植物の生息を妨害してはならない。また、水泳、シュノーケリング、または道具等を使用したウォーターレジャーも禁止とする。
リンク:分区規制事項
高美湿地に生息している魚類は、以前行われた調査によると、沿岸部で頻繁に見ることができるのは少なくとも13種である。その中には、3属4種のトビハゼや、ハマギギ、コトヒキ、クサフグなども含まれている。一般的に、湿地に生息している魚類は、湿地の潮の満ち引きに適応するため、呼吸を補助する機能が備わっている。例えばトビハゼやクサフグは、エラ呼吸以外に、皮膚で呼吸をする皮膚呼吸の機能を持っている。このような魚類の皮膚は通常ぬめり気を帯びて湿っており、うろこも無いため、体内の水分の流失を防ぐことができない。したがってこのような魚類は、時々水へ体を浸し、皮膚表面の潤いを保つ必要がある。そうすることで初めて、皮膚呼吸を行うことができる。