核心区、緩衝区:高美野生動物保護区において、重要な動植物の生息地であるため、立ち入りを禁止とする。
永続利用区:観光客に体験してもらうために開放しているが、野生動植物の生息を妨害してはならない。また、水泳、シュノーケリング、または道具等を使用したウォーターレジャーも禁止とする。
リンク:分区規制事項
フタマドコメツキガニはとても小さく、甲羅の大きさは約1cm程度。体色は灰褐色で、干潟に容易に溶け込み、干潟上で最も大きな群れを形成する。歩脚の内側と外側に楕円形の鼓膜があり、呼吸を助ける働きがあるとされている。フタマドコメツキガニの食事は、歩きながら鋏を使い口に砂を送り、そこから有機物だけを濾しとり、砂は口の上部から吐き出し、砂団子を形成する。この砂団子は「擬糞(ぎふん)」とも呼ばれる。フタマドコメツキガニは通常、巣穴を中心として放射状に食べ進めるので、擬糞も巣から放射状に撒布され、巣穴を中心に四方八方に並べられている。
高美湿地の砂地上で無数の穴があり、その穴から放射状に擬糞が並べられている場所。
引用